昨日（2023年8月15日）の豪ドル円動向振り返り

豪ドル円は円高になりました。
午前中に豪州の四半期賃金指数と中国の小売売上高が発表され、いずれも市場予想を下回る結果になりました。
その一方、豪準備銀行（中央銀行）から金融政策会合議事要旨が公表され、追加利上げの可能性を示唆する内容でした。
これらを受けて豪ドル円は大きく乱高下しましたが、円安優勢になりました。
その後、夕刻以降になると主要各国で株価指数が下落し、豪ドル円はこれに歩調を合わせて円高トレンドに転換しました。

本日（2023年8月16日）の豪ドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年8月16日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、93円付近から93円台前半にかけて買い注文が特に厚くなっています。
この価格帯にはサポートラインがあり、これに注目した注文の可能性があります。
また、94円台前半から後半にかけても、薄めながら買い注文が発注されています。
現在値より円安水準に位置しており、豪ドル円の上昇を想定していると考えられます。

その一方、95円台前半の売り注文が厚くなっています。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これを意識した注文の模様です。
また、94円付近にも売り注文が発注されています。
現在値付近であり、円高に振れることを想定した注文の可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年8月16日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係になったのは豪ドル米ドルです。
逆に、弱い逆相関関係になったのはポンド円とポンドドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年8月16日7時のもの）

直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は夕刻にかけてマイナス幅をやや広げましたが、その後は反転し、最終的にプラス圏で1日の取引を終えました。
豪ドルはゼロを挟んで大きく上下動し、夕刻以降はマイナス圏に定着しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート

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