WTI原油見通し(市況ニュース):米国の景気状況が堅調であることが示され、WTI原油価格は上昇(2023年8月18日)

マーケットレポート

昨日(2023年8月17日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:80.091(+0.675)<+0.85%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反発しました。
米国で経済指標が発表され、フィラデルフィア連銀製造業景気指数と前週分新規失業保険申請件数が市場予想よりも良好な結果となりました。
その一方、失業保険継続受給者数は市場予想よりも弱かったものの、全体として米国の景気の強さが示されました。
これを受けて、原油需要の増加への連想からUSOIL価格は上昇しました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月18日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月18日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

直近安値の水準から陽線をつけて反発。
一方でローソク足は上ヒゲがあり、一定の売り圧力が見られます。
平均足は陽連中ですが、実体が短く、上下に長いヒゲを出していることから、大局は方向性がなくなっていると考えられます。
ここから再上昇して直近高値にチャレンジするには、平均足を明確に上抜ける必要がありそうです。

<1時間足チャート分析>

下落の流れから反発したものの、頭を押さえられる形で反落。
いったんは平均足を上抜いたローソク足ですが、再び平均足の下に位置している状況です。
陽連している平均足は、上下にヒゲを伸ばしており、買いの勢いは衰えつつあるようです。
ここから下落する場合は、下にある中期のサポートラインで反発するかに注目です。
上昇する場合は、頭を押さえられた中期レジスタンスラインを上抜けるかがポイントです。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

8月11日時点の米国の原油リグ稼働数は525基で、前週と同じ稼働数です。
米国の経済状態が良好であることを受け、WTI原油価格は上昇しています。
ただし、売り圧力も強く、再び上昇トレンドになるには明確な材料が必要だと考えられます。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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