昨日(2023年8月21日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:80.649(-0.599)<-0.74%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落しました。
サウジアラビアの原油減産やロシアの原油輸出停滞が、引き続きUSOIL価格の上昇要因となっています。
しかし、中国の2023年8月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)について、1年物は市場予想通りの引き下げ幅でしたが、5年以上物が据え置きとなりました。
これを受けて中国の景気回復に対する不安が広がり、原油需要の減退が連想されてUSOIL価格は下落しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2営業日連続で陽線をつけて上を目指す動きを見せたものの、昨日は陰線をつけて引けました。
価格が平均足に近づくにつれて売り圧力が強くなっているようです。
平均足は上下に長いヒゲを出しており、現在は気迷い相場を示しています。
上昇する場合は平均足での攻防、下落する場合は直近安値水準での攻防がポイントになりそうです。
<1時間足チャート分析>
高値と安値を切り上げながら上昇していましたが、売り圧力が強まり大きく下落。
大陰線をつけて平均足を下抜きました。
平均足は陽連から陰連へと転換し、長い下ヒゲを出していることから売り優勢の状態です。
ここから下落していくなら、下に位置する中期と長期のサポートラインで反発するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
8月18日時点の米国の原油リグ稼働数は520基で、前週よりも5基減少しています。
中国経済の先行き不安から、WTI原油価格は下落傾向を見せています。
2023年8月22日8時現在のWTI原油価格は80ドル台で推移中です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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