ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース):ユーロ/円は経済指標発表を受けて円高。サポートライン付近に特に厚い売り注文(2023年8月24日)

FXレポート

昨日(2023年8月23日)のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円高になりました。
日中は独仏10年物国債金利が低下傾向だったものの、ユーロ円はおおむね横ばいで推移しました。
しかし、夕刻になって独PMI(購買担当者景気指数)が発表され、サービス部門が市場予想よりも悪く50を割り込みました。
製造業部門は市場予想よりも良かったものの、市場はユーロ売りで反応し、ユーロ円は急落模様になりました。
このユーロ売りの動きは日付が変わる頃まで継続し、その後はやや円安に戻して1日の取引を終えました。

本日(2023年8月24日)のユーロ円チャートテクニカル分析

本日(2023年8月24日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月24日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、156円台前半から半ばにかけて、厚い買い注文があります。
サポートラインよりも少し円高の水準で発注されており、このラインを意識した注文だと考えられます。
また、156円台後半から157円台前半にかけても、やや厚い買い注文があります。
サポートラインから現在値付近にかけて発注されており、ユーロ円の反発を想定している可能性があります。

その一方、156円台後半に厚い売り注文があります。
サポートライン付近に位置しており、ユーロ円の下抜けを想定した注文の可能性があります。
また、158円台後半にも厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに注目した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月24日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのはドル円、ポンド円、そしてポンドドルです。
また、豪ドル円とも相関関係になり、ユーロドルとは弱い相関関係になりました。
その一方、豪ドル米ドルとは弱い逆相関関係になりました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月24日7時のもの)

直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はポンドです。
円はわずかにプラス圏で推移したのち、夕刻からプラス幅を拡大する展開になりました。
ユーロはゼロ付近で小動きとなり、夕刻以降はマイナス圏で安定的に推移しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース):ユーロ/円は経済指標発表を受けて円高。サポートライン付近に特に厚い売り注文(2023年8月24日)