先週金曜日(2023年8月25日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34315.7(+216.7)<+0.64%>
US100(米国100株価指数): 14928.2(+137.8)<+0.93%>
US500(米国500株価指数):4403.3(+28.5)<+0.65%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
8月25日の主要な米国株3指数は揃って上昇となりました。
注目されていたジャクソンホール会議におけるパウエルFRB議長の講演では、インフレ圧力は依然として強く、適切ならさらに利上げの用意があることについて言及されました。
これまでの発言内容から変化していないとも解釈でき、直近の株安による値ごろ感もあって、相場の後半には買い戻しが発生しました。
フェドウォッチによれば、このパウエルFRB議長の講演を受け、11月の利上げ見通しが急上昇しています。
ただし、9月の利上げは見送られる可能性が高い見通しは変わっていません。
S&P500の主要セクターは全て上昇で、特にエネルギー、一般消費財、情報技術の上げ幅が大きかったです。
個別で見ていくと、マーベル・テクノロジーは、第2四半期の減収を受けて6.6%下降しました。
衣料品小売り大手のギャップは、第2四半期決算の利益が市場予想を上回ったことが影響し、7.2%の上昇となりました。
百貨店のノードストロームは、業績予想が据え置かれたことにより7.7%の下降となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、わずかに安値を更新したものの反発して引けました。
1日ごとに陰線と陽線が出現しており、相場に目先の方向感がないことがうかがえます。
とはいえ、平均足は陰線継続、形状も実体部が段階的に長くなっており、ローソク足との位置関係を加味すると、大局は下降トレンドであることを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
安値圏で中期サポートラインを形成してから反転上昇を始め、平均足を上に抜けました。
長期のサポートラインに到達したところで一度は急落するもののV字回復し、最終的にはこの水準を上に抜けたところで引けています。
平均足は既に陽転しており、目先の流れは買い目線であることを示しています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足はここ最近の値動きと比べると小幅な上昇となり、先端が平均足のヒゲの領域に入り込みました。
平均足を見ると陰線が継続しており、ローソク足もその下を推移しているので下降トレンドの可能性が高いです。
ただし、平均足は上下にヒゲが伸びているため、やや値動きに迷いがあるとも考えられます。
<1時間足チャート分析>
安値圏でローソク足と平均足が複数回クロスするトレンドレスな展開が続きましたが、最終的にローソク足が平均足に対して上抜けしています。
またこの上下動で、中期のサポートラインとレジスタンスラインがそれぞれ形成されています。
目先は買い圧力が強いと考えられるため、中期のレジスタンスラインを上抜けていけるかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
下ヒゲが伸びた陽線が立ち、高値は平均足のヒゲの領域に入り込みました。
直近は安値を切り上げているものの、ローソク足と平均足の位置関係、平均足の色から全体の流れは下降トレンドであることが示されています。
目先は、直近の安値を割り込むかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の上を何度も行き来する激しい上下動が発生し、中期のサポートラインを下方向にブレイクしつつ、長い上ヒゲも伸びています。
平均足の色も何度か変化したものの、ローソク足が上抜けしたことから、最終的には陽線となりました。
ヒゲの先の短期レジスタンスラインを試すかどうかに注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月28日7時40分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位はUS100で、前週比の値幅が+234.4、騰落率が+1.6%でした。
他に米国株価指数を見ると、US500が7位にランクインしており、前週比の値幅が+35、騰落率が+0.8%でした。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年8月28日7時40分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)、売り(Short)ともに減少しましたが、買いの方が多く減少したため、差し引きすると合計(Net)の売りは久しぶりの増加となりました。
Open Interest(総取組高)は、前週と大きく変わりませんでした。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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