WTI原油見通し(市況ニュース):中国の経済活性化策と米国株の上昇がプラス材料となるか(2023年8月29日)

マーケットレポート

昨日(2023年8月28日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:80.328(-0.075)<-0.09%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反落しました。
中国が国内株式取引に係る印紙税を最大で50%引き下げるなど、経済活性化策を打ち出しました。
これを受けて中国経済の回復期待が高まり、USOIL価格の上昇要因になりました。
また、米国株の上昇により、米国景気に対する楽観的な見方が広がりました。
しかし、英国は休日のため、通常よりも市場参加者数が少なく、トレンドが形成されず値動きは小幅にとどまりました。
この結果、最終的にごくわずかに下落して1日の取引を終えました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月29日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は平均足の下ヒゲの水準まで上昇するも小反落。
平均足の下ヒゲの水準では強い売り圧力が続いています。
陰連中の平均足は実体が長くなりつつあり、下落の強さが増していることを示しています。
目先のポイントは、平均足を上抜けできるかです。
下落する場合は、直近安値水準での反発に注目です。

<1時間足チャート分析>

長い陽線をつけて直近高値を更新するも反落。
上を目指す動きを見せましたが、高値水準での売り圧力が強くなっているようです。
平均足はローソク足と絡み合い、上下に長いヒゲが伸びていることから、大局は方向性が出ていないと考えられます。
ここから上に向かう場合は直近高値に引かれた中期レジスタンスラインでの攻防、下に向かう場合は直近安値に引かれた中期サポートラインでの攻防に注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

8月25日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から8基減少した512基です。
中国の景気対策が買い材料となるも、英国の休日が影響し、値動きは小幅となりました。
8月29日8時時点のWTI原油価格は引き続き80ドル台で推移しています

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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