昨日（2023年8月30日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：82.03（+0.391）＜+0.48％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続伸しました。
米EIA（エネルギー情報局）が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ1,060万バレルの減少となりました。
市場予想のおよそ327万バレル減少と比べて3倍以上の大きさであり、USOIL価格は上昇で反応しました。
また、OPEC加盟国の一つ、ガボンで軍事クーデターが発生しました。
これは原油生産にとってマイナスであり、これも価格を支える要因になっています。
その一方、米ADP雇用統計や米GDP改定値が発表され、市場予想よりも弱い数字となりました。
住宅販売保留指数は強い数字になったものの、全体としては米国経済の先行きに不透明感をもたらす内容であり、USOIL価格上昇を抑える要因になりました。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年8月31日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年8月31日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は陽線となって引けました。
買い圧力が強まり、下落前の高値を目指して上昇している状況です。
一方で、平均足は陰連しており、一定の売り圧力も続いています。
このまま上昇を続け、下落前の高値を更新できるかに注目です。
下落する場合は、平均足でサポートされるかです。
＜1時間足チャート分析＞
直近高値を更新後、大陰線をつけて下落するも反発。
ローソク足は再び平均足の実体部を上抜き、上昇傾向となっています。
平均足は陽連していますが、上下に長い下ヒゲをつけており、大局はもみ合いを示しています。
目先は、直近高値を更新できるかに注目です。
下落する場合は、平均足の下に位置する中期サポートラインが目安になりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
8月25日時点の米国の原油リグ稼働数は512基で、前週から8基減少しています。
米EIA（エネルギー情報局）が発表した週間在庫統計が市場予想よりも3倍以上の減少となったことが材料視され、WTI原油価格は上昇傾向にあります。
また、OPEC加盟国であるガボンでの軍事クーデターもWTI原油価格を下支えする要因となっているようです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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