ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル/円は円安。現在値の上下に厚い買い注文(2023年8月31日)

FXレポート

昨日(2023年8月30日)のドル円動向振り返り

ドル円は円安になりました。
日中から夜にかけて、米10年債利回りが上昇基調だったため円安で推移しました。
しかし、米国でADP雇用統計と4-6月期四半期GDP(実質国内総生産)の改定値が発表され、いずれも市場予想よりも弱い数字だったことが分かると、ドルは大幅に売られる展開になりました。
その後、住宅販売保留指数が発表され、市場予想よりも強い数字となりました。
また、米10年債利回りも徐々に下げ幅を縮める展開になりました。
これらを受けてドルが買い戻され、最終的に前日終値比で円安になりました。

本日(2023年8月31日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年8月31日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月31日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、144円台半ばから145円台半ばにかけて、厚い買い注文が広がっています。
日足チャートで押し目となっている部分であり、再度の下落と反発を狙った注文の可能性があります。
また、147円台半ばにも厚い買い注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。

その一方、146円台後半から147円台半ばにかけて、厚い売り注文が発注されています。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、145円台後半から146円付近にかけて、やや厚い売り注文があります。
現在値よりも円高に位置しており、今後の円高を想定している可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月31日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係になった通貨ペアはありませんでした。
その一方、強い逆相関関係になったのは豪ドル米ドルです。
また、ユーロドルとも逆相関関係になり、ポンドドルとは弱い逆相関関係になりました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月31日7時のもの)

直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨はNZドルです。
円は午前中にゼロ付近で推移し、その後は1日を通してマイナス幅を広げる展開になりました。
ドルはプラス圏で安定的に推移したのち、夜になってマイナス幅を急激に広げました。
その後は、徐々にマイナス幅を縮めました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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