天然ガス見通し (市況ニュース) :NATGASは続伸。日足チャートのレンジ相場が継続(2023年9月11日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年9月8日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.558(+0.038)<+1.51%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGAS価格は上昇しました。
豪州のLNG(液化天然ガス)工場での労使交渉が決裂し、労働者は部分的なストライキに突入しました。
ストライキ突入時点で、次回の労使交渉の日程は決まっていません。
今後、交渉が妥結しない場合は、全面ストライキになると見込まれています。
これを受けて、NATGAS価格は上昇しました。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月11日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月11日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

2営業日連続の陽線を作り、平均足の水準まで迫りました。
現在のローソク足は陰連する平均足の下側を推移しており、方向感がありません。
フィボナッチの引かれた高値と安値の間を行き来するレンジ相場と考えられそうです。
目先は、平均足やフィボナッチの50%水準を上回るかどうかに注目です。

<1時間足チャート分析>

しばらく続いていた下降トレンドが反転し、上昇トレンドに切り替わっています。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
とはいえ、現在値は平均足と重なるもみ合いの状況になっており、トレンド転換も示唆されています。
平均足との重なりが解消された後、上下のどちらに放れるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基増加し、513基になりました。
13週ぶりの微増であり、減少トレンドに変化はありません。
一方、天然ガスは前週から1基減少して113基となりました。
今年の最大稼働数と比較して50基近く減らしており、こちらも減少トレンドが継続しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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