先週金曜日(2023年9月8日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安になりました。
日経平均株価が大幅下落で始まり、米10年債利回りも低下傾向だったことを受け、朝のドル円は急落模様となりました。
急落前に発表された日本の4-6月期GDP(四半期実質国内総生産)が市場予想よりも弱く、また、鈴木財務相による円安けん制発言もあり、これらも円高を支援した可能性があります。
その後は、米10年債利回りが上昇に転じたことを受けて、円安が進行しました。
なお、ローガン・ダラス連銀総裁の発言が伝わりましたが、市場の反応は特にありませんでした。
本日(2023年9月11日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月11日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、145円付近に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、このラインが注目されている模様です。
また、147円台後半にも、厚い買い注文を確認できます。
直近のレジスタンスライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、147円台後半の水準では、厚い売り注文も発注されています。
直近のレジスタンスライン付近に位置しており、売り方もこのラインに注目している模様です。
また、145円台半ばから147円台後半にかけて、売り注文が断続的に発注されています。
現在の1時間足チャートはやや上昇トレンドですが、反落を想定するトレーダーが多い模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年9月11日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係になったのは、ユーロ円、ポンド円、そして豪ドル円です。
その一方、ポンドドルとは逆相関の関係になり、ユーロドルと豪ドル米ドルとは弱い逆相関関係になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年9月11日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はドルです。
円は週末の深夜にかけてマイナス幅を広げ、それ以降はマイナス圏で安定的に推移しました。
その後、本日早朝に一気にプラス圏に回帰しています。
ドルはマイナス圏を横ばいで推移したのち、早朝にかけてゼロ付近に戻す展開になりました。
本日早朝になると、再びマイナス圏に沈む展開になっています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
9月13日(水)15:00(英国)7月月次国内総生産(GDP)(前月比)
9月13日(水)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比、前月比)
9月13日(水)21:30(米国)8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比、前月比)
9月13日(水)27:00(米国)8月月次財政収支
9月14日(木)8:50(日本)7月機械受注(前年同月比、前月比)
9月14日(木)21:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
9月14日(木)21:30(米国)8月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
9月14日(木)21:30(米国)8月卸売物価指数(PPI)(前年同月比、前月比)
9月14日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
9月14日(木)21:30(米国)8月小売売上高(前月比)
9月14日(木)21:30(米国)8月小売売上高(除自動車)(前月比)
9月14日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
9月14日(木)21:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
9月15日(金)19:30(ロシア)ロシア中銀政策金利
9月15日(金)21:30(米国)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数
9月15日(金)22:15(米国)8月鉱工業生産(前月比)
9月15日(金)23:00(米国)9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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