昨日(2023年9月11日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:87.472(+0.052)<+0.06%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILはほぼ変わらず、わずかに上昇しました。
OPECプラス構成国による原油の減産と輸出抑制が、USOIL価格の上昇トレンドの主な要因になっています。
また、昨日の米ドルはやや弱くなっており、米ドル建ての原油価格に割安感が出て価格が上昇しやすい環境になりました。
その一方、欧州委員会はユーロ圏の2023年GDP(域内総生産)見通しを引き下げており、原油需要の減退懸念から価格下落要因になっています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上下に長いヒゲを伸ばした十字線をつけて引けました。
高値圏で買い方と売り方が拮抗しており、方向性を失っている状態のようです。
一方で、平均足は陽連し、長い上ヒゲを伸ばしていることから、買い圧力の強さを示しています。
目先は、何度も試している直近高値水準を明確に上抜け、一段階上の水準まで上昇できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近高値を試したものの、更新できずに長い上ヒゲをつけて元の水準まで戻りました。
頭を押さえられる形となり、現在は平均足まで下落しています。
ローソク足と平均足は絡み合っており、大局は方向性が出ていない状態です。
ここから上を目指すのなら、直近高値水準に引かれたレジスタンスラインを明確に上抜けられるかがポイントです。
下に向かうなら、平均足の下に位置する中期のサポートラインでサポートされるかです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
9月8日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週から1基増加し513基です。
OPECプラス構成国の減産と輸出抑制、米ドル安がWTI原油価格の上昇要因となっているようです。
9月12日8時現在のWTI原油価格は、87ドル台での推移を続けています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。