ユーロ/円見通し(為替/FX ニュース):ユーロ/円は下窓を開けて円高。レジスタンスライン付近の売り注文が特に厚い(2023年9月12日)

FXレポート

昨日(2023年9月11日)のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円高になりました。
週末に植田日銀総裁の発言が伝わり、マイナス金利政策解除が選択肢になっていることが示されました。
これを受けて、11日のユーロ円は大きな下窓を開けて始まりました。
円高の動きは夕刻まで続いたものの、欧州主要国の株価や債券利回りが上昇基調で始まったことを受けて、反発しています。
この反発局面において、欧州委員会による2023年ユーロ圏GDP(域内総生産)見通しの引き下げが伝わりましたが、反発の動きは継続しました。
その後は、円高と円安を繰り返す動きとなり、最終的に円高で1日の取引を終えました。

本日(2023年9月12日)のユーロ円チャートテクニカル分析

本日(2023年9月12日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月12日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、155円台後半から156円台後半にかけて、買い注文が厚くなっています。
直近のサポートラインを中心とする範囲であり、買い意欲の強さが分かります。
また、157円台半ばにも、薄めながら買い注文があります。
現在値付近に位置しており、今後の円安を想定している可能性があります。

その一方、158円台半ばに、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これが注目されている模様です。
また、157円台半ばから160円台前半にかけて、売り注文が厚くなっています。
直近のレンジ相場を含む範囲であり、円高を想定しているトレーダーが多い可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年9月12日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのは、ドル円とポンド円です。
また、豪ドル円とは弱い相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になったのは豪ドル米ドルで、ポンドドルとも弱い逆相関関係になりました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年9月12日7時のもの)

直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はドルです。
円は夕方にかけてプラス幅を広げました。
その後はマイナスに落ち込む場面もありましたが、夜以降はゼロ付近で推移しています。
ユーロは夜までマイナス圏で推移し、その後はゼロ付近で横ばいの動きになりました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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