昨日(2023年9月19日)のWTI原油動向振り返り
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※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは8営業日ぶりに反落しました。
OPECプラスによる原油供給抑制が、引き続きUSOIL価格上昇の原動力となっています。
サウジアラビアは自主的な原油減産を年末まで継続し、ロシアも年末まで原油輸出を抑える予定です。
しかし、昨日までにUSOIL価格は連続で上昇し、昨年11月以来の高値を記録していることもあり、過熱感からやや売られて下げました。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ525万バレルの減少となりました。
日本時間早朝の発表だったこともあり、USOILは大きな反応を示していません。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は高値の切り上げを続けていましたが、昨日は陰線で引けました。
長い上ヒゲを出しており、93ドル台到達で過熱感から売り圧力が強まったようです。
平均足は陽連し、その上をローソク足が推移していることから、買いの勢いは衰えていないと考えられます。
ここから押し目を作る場合は、平均足が目安になりそうです。
<1時間足チャート分析>
上昇トレンドを続けていましたが、直近高値を大きく更新したところで売り圧力が強まり、頭を押さえられる形で反落。
平均足の上を右肩上がりで推移していたローソク足は、陰線を連続させて平均足を下抜きました。
陽連していた平均足は陰連へ転換しており、現在は売り優勢を示唆しています。
さらに下落する場合は、すぐ下に位置する中期のサポートラインを下抜けるかに注目です。
再上昇する場合は、平均足を上抜けられるかがポイントになりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年9月8日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から1基増加し、513基となりました。
OPECプラスによる原油供給抑制が買い材料となり、WTI原油価格は一時93ドルまで上昇しましたが、過熱感から売りが強まりました。
9月20日8時現在のWTI原油価格は、91ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年9月8日時点の原油在庫は前週比で395.5万バレルほど増加し、4億2059万バレルとなりました。
ただし、長期的な視点では過去5年間のレンジの下限付近まで減少しています。
原油在庫量の減少傾向による需要の高まりは、WTI原油価格のプラス材料になります。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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