昨日(2023年9月19日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34536.9(-119.1)<-0.34%>
US100(米国100株価指数):15217.8(-38.2)<-0.25%>
US500(米国500株価指数):4451.3(-9.8)<-0.22%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
9月19日の米国株主要3指数は揃って下落、長く下ヒゲを伸ばしての陰線となりました。
本日20日(日本時間では翌日早朝)のFOMCでは、米国の金利据え置きはほぼ確実視されているものの、パウエルFRB議長の記者会見、FOMC参加者が示す今後の見通しで、利下げ開始時期が後ろ倒しになる警戒感がくすぶっています。
こういった利上げ長期化への懸念に加え、原油高の影響で長期金利が2007年以来16年ぶりの高値水準に到達しました。
カナダのインフレ率上昇、米国の住宅着工件数の予想外の落ち込みもあって株安になるものの、午後にはハイテク株中心に安値を拾う買いが入り、下げ幅が縮小しました。
ナスダック市場に新規に上場した、メープルベア / Maplebear Incは食品宅配サービスのインスタカートを運営する企業で、12.3%の上昇となりました。
逆に先週に上場したアーム・ホールディングス / Arm Holdings plcは、4.9%の下降となっています。
ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyは、パーク事業の設備投資拡大がマイナス視されて売りが優勢。
スターバックス / Starbucks Corporationも、投資判断が引き下げられたことで売られました。
ゼネラル・モーターズ / General Motors Companyとフォード・モーター / Ford Motor Companyは、揃って上昇となりました。
全米自動車労組は、労使交渉に進展がなければ22日にさらなるストを発表する予定です。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年9月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、非常に大きく下げてから長い下ヒゲを伸ばして反発するも、結局は陰線で確定しました。
この下降により、平均足は陰線に転換、日足の実体もおおむね平均足の下での推移に移行しつつあります。
ただし高値は切り下げ、安値は切り上げることで値動きが収縮しているとも考えられるため、放れた方向にトレンドが出る状況といえそうです。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が平均足を頻繁に横切り、平均足の色が定まらない状態から強い下降トレンドが発生し、中期と長期のサポートラインをまとめて下に抜け、そこからさらに下落しました。
その後は反発して安値圏に中期のサポートラインを形成、突破済みの中・長期サポートライン付近まで戻っています。
平均足がレジスタンスになっての続落があるかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年9月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
実体よりも長い下ヒゲを伸ばした陰線となり、ローソク足は平均足よりも安い価格帯での値動きをキープしました。
前日日足のこの値動きにより、実体は極めて短いものの、平均足は陰転しています。
大局的には下降トレンドの初動の可能性もあるため、続落するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ボラティリティが低く、平均足とローソク足が何度も交差する状態が続いていましたが、その価格帯から一気に抜け出す下降の値動きが発生、中期と長期のサポートラインを下方向に突破しました。
その後は大きく反転して、サポートラインを超え、平均足付近にまで戻っています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年9月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は場中に大きく下げ、ダブルトップのネックラインを下に抜けたものの、そこから大きく反転して長い下ヒゲを伸ばす陰線になりました。
平均足は陰線に転換しており、ローソク足との位置関係も含め、下降トレンドがスタートしたようにも見えます。
このまま平均足の下での値動きが続くかがポイントになりそうです。
<1時間足チャート分析>
大きく下落後に一時もみ合っていましたが、再度強い下落が発生する形となり、中期、次いで長期のサポートラインを下に抜けました。
その後は短時間で反転し、平均足に潜り込むような形で引けています。
平均足は陰線をキープしているため、もう一段の下げがあるかどうかに注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年9月20日)の主な米国経済指標
9月20日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
9月20日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
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OANDA Lab編集部
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