先週金曜日(2023年9月22日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33989.5(-65.0)<-0.19%>
US100(米国100株価指数):14719.6(+28.8)<+0.20%>
US500(米国500株価指数):4324.6(-4.8)<-0.11%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
9月22日の米国株主要3指数は、US30とUS500が小幅な下降、US100が小幅な上昇となりました。
全体としては下降トレンドが引き継がれていますが、それには金融引き締めの長期化観測がくすぶっている背景があります。
米長期金利(10年債)は4.4%台に低下しました。
JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.、インテル / Intel Corporationなどが売られました。
US500が参照しているS&P500の主要11セクターでは、情報技術とエネルギー以外が下降しました。
特に一般消費財は大きく下げました。
フォード・モーター / Ford Motor Companyは、全米自動車労働組合との交渉に実質的な進展があったとされ、1.9%の上昇となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年9月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は続落となり、4本連続で陰線が出現、ダブルトップのネックラインにもあたる直近安値を、終値ベースでわずかに下に抜けました。
平均足も陰線が続きつつ実体も長くなってきており、それより安い価格帯での推移が続いていることから、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
平均足で陰線が長く出続ける強力な下降トレンドがいったんもみ合いになり、平均足も一時的に陽転しました。
しかし、ローソク足が下落を再開することで、平均足も陰線に戻り、中期のサポートラインを下にブレイクしたところで先週の取引を終えています。
この価格帯がレジスタンス転換する可能性があります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年9月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
金曜日の日足は、陽線だったものの長い上ヒゲを伸ばしており、売り圧力が強いと思われる形状となっています。
平均足は陰線で、なおかつ実体が日に日に長くなっており、ローソク足との位置関係も合わせると、大きな流れは下降トレンドであることが示唆されています。
<1時間足チャート分析>
長く続く下降トレンドが、安値圏で中期サポートラインを形成して反発し、いったんはローソク足が平均足を上回りました。
それに伴って平均足も陽転したものの、今度は中期レジスタンスラインを形成して反落、平均足を下抜けることで、終値ベースで平均足も陰転しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年9月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上に長くヒゲを伸ばす陰線が立ち、日足は4本連続で陰線となりました。
またこの下落で、安値をさらに更新しています。
ローソク足と平均足の位置関係に加え、平均足の実体も段階的に長くなっているため、トータルの流れでは売り圧力が強いと考えられます。
<1時間足チャート分析>
平均足に沿うように下落していた下降トレンドが一服して、中期のサポートラインを作って反発し、ローソク足は平均足を上に抜けました。
この反転上昇で平均足も一時的に陽転したものの、もう一度下落に転じることで平均足を割り込み、中期サポートラインも一時的にブレイクしています。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年9月25日)の主な米国経済指標
特になし
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年9月25日7時45分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は大きく減少、売り(Short)も減少し、差し引きすると合計(Net)の売りが増加しました。
とはいえ、一頃よりかなり売り越しは減少しています。
Open Interest(総取組高)は、前週より減少しています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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