昨日(2023年9月27日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.665(+0.044)<+1.68%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は上昇しました。
USOIL価格が大幅に上昇し、その流れを受けてNATGASにも買いが集まりました。
その一方、天気予報によると10月前半の米国は穏やかで、電力の暖房需要が伸びない見通しです。
これがNATGAS価格の引き下げ要因として作用しています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上ヒゲの長い陽線を作って引けました。
ここ数営業日で形成している小幅なレンジの上限をブレイクしたものの、ダマシに終わって再びレンジ内に戻っている状況です。
平均足は陽連している一方で下ヒゲを伸ばしており、買い圧力が優勢とは言いづらい状況です。
目先は、上昇傾向を続けて小幅なレンジをブレイクしていくかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近の波動では上昇トレンドが発生しており、高値を更新したものの反落しました。
ローソク足は陽連している平均足の下側に抜け出しています。
中期レジスタンスラインが多く重なる水準で上値を押さえられた展開であり、上昇トレンドに回帰して再び上値を試すかどうかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で8基減少し、507基になりました。
直近2週で合計3基増加したのち、それを大幅に上回る減少になっています。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から3基減少して118基になりました。
こちらも、減少トレンドが継続しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で64 bcf(10億立方フィート)増加し、3,269 bcfになりました。
今年に入ってから、貯蔵量は過去5年間の平均をおおむね上回っています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因です。
直近の在庫量は5年間平均に徐々に近づきつつある一方で、在庫は増加傾向にあり、今後の動向に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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