昨日(2023年9月28日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:92.243(-1.919)<-2.04%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落しました。
USOIL価格は高値を切り上げ、一時は95ドル台を記録したものの、利益確定売りが出やすい状況でした。
この状況で米国の4-6月期四半期GDP(国内総生産)が発表され、個人消費が落ち込んだほか、住宅販売保留指数も市場予想より弱い数字が出ました。
米経済の先行き懸念が浮上し、USOILは売られました。
その一方、前週分新規失業保険申請件数は市場予想よりも強く、OPECプラスによる原油供給減少も継続しており、これらはUSOIL価格の下支え要因として機能しています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近高値を更新したものの売り圧力が強まり、最終的に上ヒゲを伸ばした陰線で引けました。
一時的に節目の95ドルまで上昇しましたが反落し、前営業日の上昇分を半値以上戻した形です。
平均足は陽連し、その上をローソク足が推移していることから、買い優勢です。
目先は、ここから反発し、再び95ドルに到達できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は高値を切り上げる動きを続けていましたが、反落して平均足を下抜きました。
現在は安値を切り下げる動きを継続しており、上昇分を半値戻しした形です。
陽連していた平均足は陰連へと転換していることから、大局は売り優勢と考えられます。
下落を続ける場合は、すぐ下に引かれている長期レジスタンスラインでの反応に注目です。
上昇に転じる場合は、陰連する平均足を上抜ける必要があります。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年9月15日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週から2基増加した515基です。
WTI原油価格は上昇を続け、一時は95ドル台まで上昇しましたが、利益確定売りの動きが強まりました。
9月29日8時現在のWTI原油価格は92ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年9月22日時点の原油在庫は前週比で216.9万バレルほど減少した4億1629万バレルです。
原油在庫は減少傾向が続いており、過去5年間の平均値を下回っている状況です。
それに反比例する形で、WTI原油価格は上昇しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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