昨日(2023年10月2日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.653(-0.061)<-2.25%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは続落しました。
今月前半の米国の気温は暖かい見込みで、天然ガスの暖房需要は伸びない見込みです。
これがNATGAS価格の足を引っ張っています。
天然ガスの貯蔵量は過去5年を上回って推移し、需要の減退は供給過多となって在庫量増加に結びつきます。
在庫増加は価格下落要因になるので、在庫量の推移にも注目が必要です。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年10月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月3日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大陰線を作って大幅に下げて引けました。
大局は、以前から続くレンジ相場の上限で頭を押さえられて、下落した形です。
現在値は、陽連しながら上昇してくる平均足の実体付近に迫っており、平均足を下抜けて下落を続けるかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
直近の波動は下降トレンドで、高値を切り下げています。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
現在は、中期サポートラインが重なる水準で停滞している状況で、もう一段下げる展開となるか、反転上昇するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基減少し、502基になりました。
年初比で100基以上減少しており、減少トレンドが続いています。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から2基減少して116基になりました。
天然ガスの稼働リグ数も、引き続き減少しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で90bcf(10億立方フィート)増加し、3,359 bcfになりました。
貯蔵量は過去5年間の平均を上回って推移し、現在もその傾向が続いています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因です。
また、温暖な天候はNATGASの消費にとってマイナス要因で、在庫量が増えることとなります。
今後の米国の気温にも注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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