昨日(2023年10月9日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円高。
中東情勢の緊迫化を受けて、月曜日の豪ドル円は大きな下窓を開けて始まりました。
その後は、日本が休日だったことや豪州で主要な経済指標発表がなかったことから、狭い範囲のレンジ相場になっています。
なお、本日未明に日豪の株式市場で先物が上昇しており、これを受けて豪ドル円は円安に戻しています。
しかし、窓を埋めるほどではなく、先週末比で円高で取引を終えました。
本日(2023年10月10日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月10日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、93円台後半から94円付近にかけて、特に厚い買い注文があります。
この周辺にはサポートラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。
また、94円台後半から95円台前半にかけて、薄めながら買い注文を確認できます。
現在値付近に位置しており、今後の円安を想定した注文の可能性があります。
その一方、95円台前半から97円台後半にかけて、厚い売り注文があります。
現在値よりも円安の範囲に広く発注されており、売り圧力の強さが分かります。
その中でも、95円台前半に、特に厚い売り注文が発注されています。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月10日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ポンドドルと豪ドル米ドルです。
ユーロドルとも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのはドル円です。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月10日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨は米ドルです。
円はマイナス圏からスタートし、夕刻から日付が変わる頃にかけてプラス圏に浮上する場面がありましたが、最終的にマイナスでした。
豪ドルはゼロを中心に推移し、未明になってプラス幅を大きく広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
10月10日(火)8:50(日本)8月国際収支・貿易収支
10月11日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
10月12日(木)8:50(日本)8月機械受注(前年同月比、前月比)
10月12日(木)15:00(英国)8月月次国内総生産(GDP)(前月比)
10月12日(木)20:30(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
10月12日(木)21:30(米国)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比、前月比)
10月12日(木)21:30(米国)9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比、前月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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