昨日(2023年10月11日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3.242(-0.006)<-0.18%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASはほぼ変わらず。
米国の気温は低下傾向で、天然ガスの電力需要にとってプラスです。
また、ハマスとイスラエルの武力紛争を受けて、イスラエル内の天然ガス生産が止まっており、これがNATGAS価格の上昇要因として作用しています。
しかし、前日まで6営業日連続で上昇しており、価格をさらに押し上げることはありませんでした。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年10月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
高値を更新した後、フィボナッチの引かれた上昇波動の23.6%水準まで下落しました。
それから再び上昇し、上下に長いヒゲを伸ばしたローソク足を形成しました。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
現在は高値圏で方向感を失っており、上下のどちらに動き出すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
トリプルトップのような形を作って大きく下落したものの、V字を描いて急回復しました。
直近の平均足は陰連していますが、ローソク足が上側に抜け出した状況です。
トリプルトップの高値に引かれた中期レジスタンスラインと、急落で作られた中期サポートラインの間のレンジで推移する可能性があります。
目先は、レンジの上下どちらをブレイクするかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基減少し、497基になりました。
年初は600基台であり、今年は既に100基以上減少しています。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から2基増加して118基になりました。
増加したものの、天然ガスの稼働リグ数の減少基調に変化はありません。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で86bcf(10億立方フィート)増加し、3,445 bcfでした。
増加量は市場予想より少なかったものの、貯蔵量合計は過去5年間の平均を上回っています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因です。
10月中旬の米国の気温はやや低いと予報されており、引き続き米国の気温に注目です。
平年より低い気温が続けば、在庫量の減少につながる可能性があります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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