昨日（2023年10月11日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：83.717（-2.319）＜-2.70％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落。
米卸売物価指数（PPI）が発表され、市場予想を上回りました。
米国の政策金利の引き上げと景気減速を連想させる結果であり、USOIL価格の下落要因になりました。
また、イスラエルとハマスの武力紛争は他の中東地域に広がらないとの認識が広まり、USOILの買い圧力を弱めています。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年10月12日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年10月12日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
上を目指す動きを見せていたものの売り圧力が強まり、2営業日連続の陰線をつけました。
昨日は大陰線をつけて節目の85ドルを下抜き、直近安値を目指して下落しています。
陰連中の平均足は下ヒゲを伸ばしており、売りの勢いが強い状況です。
このまま下落を続け、直近安値を更新するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
一定の高値と安値の間で推移しているもみ合いの状況から、下方向に動きました。
ローソク足は平均足を下抜き、右肩下がりで推移している状況です。
平均足は陰連し、下ヒゲを伸ばしていることから、大局は売り優勢です。
下落を続ける場合は、すぐ下に位置する中期サポートラインと、その下に引かれた長期サポートラインを下抜くかです。
反発する場合は、平均足を明確に上抜けられるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
2023年10月6日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週の502基から5基減少した497基です。
米国の政策金利の引き上げが懸念され、WTI原油価格は下落傾向です。
10月12日8時現在のWTI原油価格は、83ドル台で推移しています。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2023年9月29日時点の原油在庫は前週比で222.4万バレルほど減少した4億1406万バレルです。
過去5年の平均値を下回った状態が継続しており、原油在庫の減少傾向が続いていることはWTI原油価格へのプラス材料です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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