昨日(2023年10月12日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33626.0(-247.5)<-0.73%>
US100(米国100株価指数):15203.0(-87.4)<-0.57%>
US500(米国500株価指数):4351.8(-38.5)<-0.88%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月12日の米国株主要3指数は、強く反落しました。
この日に発表された消費者物価指数(CPI)により、インフレ収束が見えなかったことが要因です。
前年同月比で3.7%上昇し、前月との比較でも同じくらいの伸び率で、年内の利上げ観測がやや高まり、それが株安へとつながりました。
さらに30年債の入札が低調で長期金利が上昇したことも、相場の圧迫につながりました。
市場が今後注目しているのは、今日から始まる銀行の決算です。
最近はヘッジファンドが空売りを狙う状況で、決算の内容が良ければ上昇の可能性はあるものの、悪ければさらなる下落も考えられます。
本日には、JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.、ウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Company、シティグループ / Citigroup Inc.の決算が予定されています。
US500が参照するS&P500の主要な11セクターでは、素材が1.5%の下降。
金利に敏感な公益事業、不動産もそれぞれ1%を超える下降となりました。
逆にプラスで終えたのは、情報技術とエネルギーのみでした。
個別で見ていくと住宅建設関連株が売られており、関連するETFは大幅な下落に。
またフォード・モーター / Ford Motor Companyは、全米自動車労働組合(UAW)が、同社最大のトラック工場にて組合員8700人がストライキに入ったことを発表した影響で、2%下降しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
久しぶりに陰線が出現し、陽線の連続出現は6でストップしました。
この下落で、ローソク足の終値は再び平均足の水準に入り込んでいます。
一連の上昇が一時的な戻り目で、再び下降が継続するケースも考えられ、その場合はローソク足が平均足を下回り、先行していく形が想定されます。
<1時間足チャート分析>
じりじりした値動きで中期と長期のレジスタンスラインを突破したものの、ほどなく反転して大きな下落となりました。
この下落で、ローソク足は平均足を下に抜け、中期のサポートラインもブレイク、また平均足も陽線から陰線に転換しています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
陽線が連続していたところ、5本ぶりの陰線は上下に長くヒゲを伸ばす形状となりました。
ただし、平均足は既に陽線に転換しており、ローソク足がそれよりも高い価格で推移しているため、全体的な流れは買い目線に傾いている可能性があります。
その際の押し目の目安として、フィボナッチの活用が考えられます。
<1時間足チャート分析>
高値圏からの下落で中期レジスタンスラインを下にブレイク、新たに中期のレジスタンスラインを形成しています。
ローソク足は平均足を下回り、平均足も陰線に転換しています。
この下落で中期のサポートラインを一時下回るものの、下ヒゲを伸ばして反発しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
1本前のローソク足の高値は少し更新しているものの、久しぶりの陰線で引けました。
平均足は終値ベースではまだ陰線ですが、実体が極端に短く上ヒゲが長く伸びており、陽線への転換は時間の問題のようにも見えます。
大局は不透明な流れであるといえそうです。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインを上に抜けたところで反転を開始し、高値圏に中期のレジスタンスラインを新たに形成したところから、ローソク足は平均足を下抜けしました。
ほどなく平均足は陰転し、ローソク足がそれに沿って下落する下降トレンドを示す形状になっています。
この下落は、長期のレジスタンスラインで反発しています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年10月13日)の主な米国経済指標
10月13日(金)23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
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OANDA Lab編集部
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