先週金曜日（2023年10月13日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円高。
中東情勢の悪化を受けて、リスク回避の円買いが進みました。
ドルも買われる展開で、ユーロドルの下落がユーロ円に波及しています。
夕刻以降に独仏株価指数が下落基調だったことも、ユーロ円の重石になりました。
なお、ユーロ圏鉱工業生産が発表され、前年同月比は市場予想よりも弱く、前月比では強い結果でした。
また、ユーロ圏各国の中銀要人がインフレについて発言しましたが、為替レートに大きな影響はありませんでした。

本日（2023年10月16日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年10月16日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、155円台前半から157円台前半にかけて、厚い買い注文があります。
現在値よりも円高の広い範囲で発注されており、買い圧力の強さが分かります。
その中でも、157円ちょうど付近に特に厚い買い注文があります。
直近のサポートライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。

その一方、157円台前半に厚い売り注文があります。
現在値付近で発注されており、ユーロ円の下落を狙った注文の可能性があります。
また、158円台半ばにも、特に厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスライン付近で発注されており、このラインが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年10月16日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年10月16日7時のもの）

直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はNZドルです。
円は夕刻までゼロを中心に推移したのち、夜以降はプラス圏で動きました。
ユーロは夕刻までプラス圏で動いたのち、夜以降はマイナスに転じました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

10月17日（火）18:00（ドイツ）10月ＺＥＷ景況感調査（期待指数）
10月17日（火）18:00（ユーロ）10月ＺＥＷ景況感調査
10月17日（火）21:30（米国）9月小売売上高（前月比）
10月17日（火）21:30（米国）9月小売売上高（除自動車）（前月比）
10月18日（水）11:00（中国）7-9月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前年同期比、前期比）
10月18日（水）18:00（ユーロ）9月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、改定値）（前年同月比）
10月18日（水）18:00（ユーロ）9月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、改定値）（前年同月比）
10月19日（木）8:50（日本）9月貿易統計（通関ベース、季調前）
10月19日（木）8:50（日本）9月貿易統計（通関ベース、季調済）
10月19日（木）25:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
10月20日（金）8:30（日本）9月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品・エネルギー除く)（前年同月比）
10月20日（金）8:30（日本）9月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く)（前年同月比）
10月20日（金）8:30（日本）9月全国消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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