昨日(2023年10月16日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安でした。
円はドルを除く主要通貨に対して弱い動きを示し、豪ドルに対しても同様でした。
日中は豪州株式市場は横ばい、日経平均株価は軟調だったものの、クロス円の全般的な円安トレンドに沿った動きをしています。
夕刻に横ばいに転じる場面もありましたが、深夜に再び円安トレンドが形成されました。
なお、豪州では主要な経済指標発表はなく、要人発言も伝わっていません。
日本では鉱工業生産等が発表され、神田財務官による円安けん制発言も伝わりましたが、豪ドル円は特段の反応を示しませんでした。
本日(2023年10月17日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月17日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、92円台後半から94円台後半にかけて、買い注文が断続的に発注されています。
現在値よりも円高の範囲であり、買い意欲の強さが分かります。
その一方、94円台後半よりも円安の範囲では、買い注文が薄いです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、94円台後半から96円台後半にかけて、売り注文のまとまりがあります。
現在値よりも円安の範囲に位置しており、売り圧力の強さが分かります。
その中でも、94円台後半から95円台前半にかけて、特に厚い売り注文があります。
直近のレジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月17日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
また、ドル円とは弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月17日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨は米ドルです。
円は徐々に弱くなり、夜以降にさらに弱くなる展開でした。
豪ドルは日中にプラス幅を拡大し、深夜になるとプラス幅をさらに広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月17日)の主な経済指標
15:00(英国)9月失業率
18:00(ユーロ)10月ZEW景況感調査
21:30(米国)9月小売売上高
22:15(米国)9月鉱工業生産
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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