昨日(2023年10月19日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:90.743(+2.039)<+2.30%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3日続伸。
米国が経済制裁緩和についてベネズエラと合意し、ベネズエラによる原油輸出量が増加する見込みです。
これを受けて、USOIL価格は軟調に推移する場面がありました。
その一方、中東情勢の緊迫化は収まらず、イスラエルによるガザ地区侵攻が近いとの見方も出ています。
市場は中東情勢に注目しており、USOIL価格は3日続伸で1日の取引を終えました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年10月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日は大陽線をつけ、3営業日連続で陽線となり、節目の90ドルを上抜きました。
買い圧力が高まり、直近高値水準を目指して上昇を続けています。
一方で、平均足は陰連しており、売り優勢が継続中です。
目先は、上昇の勢いを保ったまま、直近高値水準を試せるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
昨日は買い圧力が強まり、陽線を連続させて勢いよく上昇しました。
直近高値に引かれた中期レジスタンスラインを上抜き、もう一段階上の水準で推移しています。
平均足は陽連へと転換し、上ヒゲを伸ばしていることから、大局は買い優勢です。
目先は、現在の水準を維持しながら、上昇を続けられるかに注目です。
一方で、平均足から大きく上に乖離しており、調整による下落に注意が必要です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月6日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から5基減少した497基です。
イスラエルによるガザ地区侵攻が近いとの見方も出ており、中東情勢が収まりを見せていないことから、WTI原油価格は上昇しています。
10月20日8時現在のWTI原油価格は、90ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月13日時点の原油在庫は前週比で449.1万バレルほど減少し、およそ4億1975万バレルです。
前週の原油在庫は増加しましたが、再び減少し、過去5年の最小値に近づいています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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