昨日(2023年10月19日)のドル円動向振り返り
ドル円はわずかに円高。
複数の重要経済指標発表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言を控え、日中のドル円は値動きが乏しい展開でした。
政府・日銀による市場介入が引き続き警戒されており、買いづらい状況が続いています。
夜になると、前週分新規失業保険申請件数や中古住宅販売件数などが発表され、強弱まちまちでした。
また、パウエル議長の発言を受けて米10年債利回りやドルストレートは大きく動いたものの、ドル円の反応は乏しく、150円台を目前にして材料に反応しづらい動きです。
本日(2023年10月20日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月20日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、148円台後半に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、150円台前半にも、厚い買い注文を確認できます。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、149円台半ばに厚い売り注文があります。
この周辺にはサポートラインがあり、これに着目した注文だと考えられます。
なお、149円台前半から円高の範囲では、売り注文が乏しいです。
円高部分でさらに売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月20日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だった通貨ペアはありませんでした。
その一方、弱い逆相関関係だったのはポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月20日7時のもの)
直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はNZドルです。
円は夜にかけてプラス圏で推移したのち、日付が変わる頃からマイナス圏で取引されました。
米ドルは夕刻にかけてプラス幅を広げたのち、徐々にゼロ方向に進み、日付が変わる頃からマイナス圏で動きました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月20日)の主な経済指標
08:30(日本)9月全国消費者物価指数
15:00(英国)9月小売売上高
21:30(カナダ)8月小売売上高
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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