昨日(2023年10月19日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33386.3(-297.2)<-0.88%>
US100(米国100株価指数):14743.4(-213.2)<-1.43%>
US500(米国500株価指数):4271.0(-51.4)<-1.19%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月19日の米国株主要3指数は、長期金利の上昇がマイナス視されて、10月18日に続いて続落しました。
パウエルFRB議長が会合の中で、米国の経済が想定よりも強いとコメントした影響で、10年債利回りが一時的に5.0%台に近づき、US30の参照元であるダウ平均は乱高下しました。
この会合の中で、「直近の長期金利上昇を踏まえて利上げの必要性が少なくなった」と述べたと思えば、「米国の経済の力強さと労働市場の引き締まりから、FRBのさらなる利上げが正当化される可能性がある」と、反対の内容も述べられました。
市場関係者は、今後の金融政策を決定するものではなく、市場が発言ごとに反応しただけという見方を示しています。
金利に敏感な不動産セクターは2.4%下降し、VIX指数は今年3月以来の高い水準になりました。
個別で見ると、テスラ / Tesla, Inc.は10月18日に発表した四半期決算で、利益などが市場予想を下回ったことで大きく下落しました。
ネットフリックス / Netflix, Inc.は、第3四半期の契約者数が全世界で900万人増加したと発表したことで、16.1%上昇しました。
アメリカン航空グループ / American Airlines Group Inc.は、堅調な四半期決算により0.8%上昇しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前々日に引き続き、前日も大きな下落が発生し、ローソク足の終値は平均足の実体よりも下に位置しました。
終値ベースで平均足は陽線ですが、実体は極めて短く、下ヒゲが長く伸びています。
また、価格は200日移動平均線を下回っており、どちらかというと売り圧力の方が強いことを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
順調に下落していたところからトレンドが不鮮明になり、ローソク足と平均足が何度も交差する展開となりました。
そこから大きく上昇するも中期のサポートラインに阻まれて反落し、そのまま長期のサポートラインを突破する強い下落が発生しました。
平均足も陰線に戻っており、目先は下降トレンドと考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
3本連続で陰線が立ち、ローソク足の先端は完全に平均足を下回りました。
ただし平均足は陽線をキープしていることから、相場は方向感をやや見失っていると考えられます。
なお、画面外ずっと下に200日移動平均線があるため、非常に大きな流れは上昇トレンドであるとも考えられます。
<1時間足チャート分析>
安定した下降トレンドが発生していた状況から、ローソク足と平均足が入り交じる展開に移行しました。
その間に平均足は陽線と陰線を行ったり来たりしましたが、最終的に長い陰線が数本立ち、下降トレンドに回帰したと考えられます。
この下降で、中期と短期のサポートラインをブレイクし、ほぼ戻らず前日の取引時間を終えました。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
連続で長い陰線が立ち、ローソク足は平均足の水準を一気に下に抜けました。
終値ベースで平均足は陽線を保っていますが、実体が短く、下ヒゲが長く、平均足から読み取れる上昇の勢いは弱いと考えられます。
すぐ下に200日移動平均線があり、ここでサポートされるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長期のサポートライン付近でもみ合う展開となり、一時的にトレンドレス状態に移行しました。
ここから大きく上昇するも中期のサポートラインが抵抗となり、一気に下落して長期のサポートラインを下回り、ほとんど戻らず下がりきる形で前日の取引を終えています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2023年10月20日)の主な米国経済指標
10月20日(金)27:00(米国)9月月次財政収支
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。