先週金曜日（2023年10月20日）の豪ドル円動向振り返り

豪ドル円はやや円高。
1日を通してレンジ相場を形成し、大きな値動きはありませんでした。

午前中に日本で消費者物価指数（CPI）が発表され、市場予想よりもわずかにインフレ率が高くなったものの、市場の反応はほとんどありませんでした。
また、鈴木財務相や植田日銀総裁が為替レート水準等について発言しましたが、これらへの反応も限られています。
豪州では主要な経済指標発表はなく、要人発言も伝わりませんでした。

本日（2023年10月23日）の豪ドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年10月23日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、94円台半ばに、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、94円台後半よりも円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。

その一方、95円台半ばに厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文の模様です。
また、96円ちょうど付近にも、厚い売り注文が発注されています。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、このラインに着目した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年10月23日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
また、弱い相関関係だったのは、ポンド円、ユーロドルそしてポンドドルです。
その一方、弱い逆相関関係だったのはドル円です。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年10月23日7時のもの）

直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨はNZドルです。
円は夕刻にかけて主にプラス圏で推移し、それ以降は逆にややマイナス圏で取引されました。
豪ドルは夕刻にかけてマイナス幅を拡大し、その後は安定的な動きでした。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週の豪ドル円の注目材料

10月25日（水）9:30（オーストラリア）7-9月期四半期消費者物価（ＣＰＩ）（前年同期比、前期比）
10月25日（水）9:30（オーストラリア）9月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
10月25日（水）23:00（カナダ）カナダ銀行 政策金利
10月25日（水）23:00（米国）9月新築住宅販売件数（前月比、年率換算件数）
10月26日（木）21:15（ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策金利
10月26日（木）21:30（米国）7-9月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比年率）
10月26日（木）21:45（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、定例記者会見
10月27日（金）8:30（日本）10月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）（前年同月比）
10月27日（金）9:30（オーストラリア）7-9月期四半期卸売物価指数（ＰＰＩ）（前年同期比、前期比）
10月27日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利
10月27日（金）21:30（米国）9月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前年同月比、前月比）
10月27日（金）21:30（米国）9月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）（前年同月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート

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