昨日(2023年10月23日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高。
先週の値動きを引き継ぎ、今週も狭い範囲でのもみ合いで取引が始まりました。
日米金利差を意識した円売りドル買い圧力が強い一方、政府・日銀の市場介入も意識され、ドル円は150円手前で膠着状態です。
また、次回の日銀の金融政策決定会合で、長短金利操作の再修正が議論されるとの見方が伝わりましたが、ドル円は特段の反応を示しませんでした。
しかし、夜になって米10年債利回りが低下に転じると、ドル円も円高に振れる展開でした。
なお、昨日は日米ともに重要な経済指標発表はなく、要人発言も伝えられていません。
本日(2023年10月24日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月24日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、148円台後半に特に厚い買い注文があります。
サポートラインよりも少し円高の水準で発注されており、このラインが注目されている模様です。
また、150円付近にも、厚い買い注文を確認できます。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文の模様です。
その一方、149円台半ばに、厚い売り注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これを狙った注文だと考えられます。
しかし、149円台後半から150円台半ばにかけては、売り注文が乏しいです。
円安部分での売り注文が少ないため、売り方の勢いは小さい可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月24日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だった通貨ペアはありません。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドル及び豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月24日7時のもの)
直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨は米ドルです。
円は夜までゼロを中心に動き、その後はマイナス幅を広げました。
ドルは夜までおおむねプラス圏で推移し、深夜以降にマイナス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月24日)の主な経済指標
17:00(ユーロ)10月サービス部門購買担当者景気指数
17:30(英国)10月サービス部門購買担当者景気指数
22:45(米国)10月サービス部門購買担当者景気指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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