昨日(2023年10月25日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:86.522(+1.619)<+1.91%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4営業日ぶりに上昇。
イスラエルによるガザ地区への地上侵攻に関する報道が伝えられ、中東情勢の悪化懸念からUSOILが上昇した模様です。
その一方、関係各国による事態鎮静化に向けた外交努力も継続しており、今後の進展に注目が集まっています。
なお、米エネルギー情報局(EIA)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ137万バレルの増加でした。
一般的に、在庫増加は原油価格の下落要因とされますが、この日は中東情勢の要因が勝る展開が続いています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年10月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月26日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日は長い陽線をつけ、3営業日連続の下落から反発した形です。
ローソク足は下ヒゲを伸ばしており、直近安値水準での買い圧力が強いことを示しています。
平均足は実体が短いものの陽線に転換しており、大局に変化が見られます。
目先は、このまま上昇を続け、平均足を上抜けられるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の下で高値と安値を切り下げていたローソク足は反発。
陽線を連続させて平均足を勢いよく上抜き、上を目指す動きを見せています。
陰連していた平均足は陽連へ転換し、上ヒゲを伸ばしていることから、買い優勢を示しています。
このまま上昇の勢いを保てるか、それとも平均足の水準まで反落するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月20日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から1基増加した502基で、2週連続で増加しました。
減少が続いていた米国の原油リグ稼働数は下げ止まった形です。
10月26日8時現在のWTI原油価格は、86ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月13日時点の原油在庫は前週比で449.1万バレルほど減少し、およそ4億1975万バレルです。
原油在庫は2023年8月から減少傾向が続いており、過去5年のレンジ下限に近づいている状況です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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