昨日(2023年10月25日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33072.0(-158.5)<-0.48%>
US100(米国100株価指数):14379.0(-364.8)<-2.47%>
US500(米国500株価指数):4191.3(-58.6)<-1.38%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月25日の米国株主要3指数は、どれも下落しました。
特にUS100は2.5%近い大きな下落率となり、US500も1.4%弱の下落率でした。
この下落の背景として、ハイテク株が売られやすい地合いがありました。
Googleの親会社であるアルファベットA / Alphabet Inc. Aは四半期決算で増収増益を発表しましたが、中核事業であるクラウド部門の売上高が鈍っていることがマイナス視され、売りが大きく先行しました。
アルファベットA / Alphabet Inc. Aは約9.5%下降しています。
またインテル / Intel Corporationも5.1%下降してます。
ただし、前日の決算が良かったマイクロソフト / Microsoft Corporationは、3.1%上昇しました。
今後決算が続く、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.などの大手IT企業の業績への警戒感が強まっています。
また、新築住宅販売統計が堅調な結果になったため、10年債利回りが再び5.0%に向けて上昇し、これもハイテク株や金利動向に敏感な超大型株の売りにつながる要因になりました。
取引時間終了後の時間外取引で、IBM / International Business Machines Corporationとメタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.が、予想以上の決算で上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月26日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足ははらみ線となり、前々日に対して高値は切り下がり、安値は切り上がりました。
平均足の色が何度も転換していることからも、トレンドの一時的な迷いを示唆しています。
さらに200日移動平均線の角度もなくなっているため、今後どちらに動き出すかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
平均足の陰線が連続し、その下を値動きする安定した下降トレンドが終了してからは、ローソク足と平均足が何度もクロスする展開が続いています。
平均足の色も何回か転換しており、目先のトレンドがないことを表しています。
上がるなら中期のレジスタンスライン、下がるなら長期と中期のサポートラインを超えていく必要があります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月26日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ほとんどヒゲがなく実体が長い大陰線に近い下落となり、直近の安値を終値で更新しました。
この下降に伴って、平均足も陰線に転換しており、下降トレンドの初動である可能性があります。
ただし、画面外の200日移動平均線より上での値動きであることも考慮する必要があります。
<1時間足チャート分析>
平均足の陽線転換を伴う上昇で長期のレジスタンスラインを形成するも、そこから反落し平均足も陰線に変わりました。
この下降で中期、次いで長期のサポートラインを割り込んでいます。
最終的に長期サポートラインより下で引けているため、このラインがレジスタンス転換して続落するケースも考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月26日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月26日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
200日移動平均線に頭を押さえられる形で大きな下落となり、直近の安値を少し更新しています。
実体が長くてヒゲが短い、下落の勢いを示唆するローソク足を形成しました。
平均足も陰線に転換し、その下での値動きが続いているため、下降トレンドへ移行した可能性も考えられます。
<1時間足チャート分析>
陽線だった平均足を下に抜ける下落がスタートし、ほどなく平均足は陰線に転換、中期のサポートラインを下にブレイクしながら安値圏で引けました。
このまま下がり続ける場合、既にブレイクしている中期サポートライン、あるいは平均足がレジスタンスの役割を果たすかどうかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年10月26日)の主な米国経済指標
10月26日(木)21:30(米国)7-9月期四半期コアPCE・速報値(前期比年率)
10月26日(木)21:30(米国)7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
10月26日(木)21:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比年率)
10月26日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
10月26日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
10月26日(木)21:30(米国)9月耐久財受注(前月比)
10月26日(木)21:30(米国)9月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
10月26日(木)23:00(米国)9月住宅販売保留指数(前年同月比、前月比)
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OANDA Lab編集部
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