米国7-9月期GDP(国内総生産・速報値):市場予想と結果
4-6月 | 7-9月(速報値・市場予想) | 結果 | |
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GDP(実質国内総生産) | +2.1% | +4.5% | +4.9% |
米国の2023年7-9月期GDP(実質国内総生産、速報値)は、前期比年率で4.9%増加しました。
これは市場予想の4.5%よりも大きく、また、4-6月期の2.1%を上回っています。
米7-9月期GDP(速報値)の品目別データ
内訳別に見ると、個人消費が4.0%で前期の0.8%と比べて大きく伸びました。
財は4.8%(前期は0.5%)、耐久財は7.6%(前期は-0.3%)、非耐久財は3.3%(前期は0.9%)、そしてサービスは3.6%(前期は1.0%)で、それぞれ増加しています。
また、住宅投資は3.9%(前期は-2.2%)、政府支出は4.6%(前期は3.3%)で、これらも前期を大きく上回っています。
その一方、設備投資は-0.1%で前期の7.4%からマイナスに転じ、知的財産権への支出も2.6%と、前期の2.7%に比べてわずかに下落しました。
なお、輸出は6.2%(前期は-9.3%)、輸入は5.7%(前期は-7.6%)で、いずれもプラスに転じています。
米7-9月期GDP発表前後のドル円相場
(赤矢印部分で指標発表)
ドル円を5分足チャートで見ると、GDP発表前の狭いレンジ内でわずかに円高で推移しています。
GDPのほかに、コアPCE(個人消費支出)、前週分新規失業保険申請件数、耐久財受注が発表されており、コアPCEが市場予想よりも弱い影響を受けた可能性があります。
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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