昨日(2023年10月26日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安が進行。
150円に乗せた後も、夕刻にかけて円安の流れが継続しました。
しかし、政府・日銀による市場介入への警戒感は依然として強く、夕刻に一時的に急落する場面がありました。
すぐに値を戻したものの日中の高値を更新することはなく、その後は徐々に値動きが乏しくなる展開でした。
なお、米国内総生産(GDP)・新規失業保険申請件数などが発表され、全体として米経済の強さが改めて確認されました。
その一方で米10年債利回りは低下に転じ、ドル円は上値を目指すことなく推移しました。
本日(2023年10月27日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月27日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円台半ばに特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、150円台半ばにも厚い買い注文を確認できます。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、150円台後半から151円付近にかけて、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、このラインに着目した注文の模様です。
また、149円台後半にも、やや厚めの売り注文を確認できます。
この周辺にはサポートラインがあり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年10月27日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と弱い相関関係だったのはユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドル、弱い逆相関関係だったのはポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年10月27日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は日中にプラス圏で推移したのち、夕刻以降はマイナス圏での動きが多くなりました。
ドルは一時的にマイナスになる場面があったものの、おおむねプラス圏で取引され、最終的にゼロ付近で取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年10月27日)の主な経済指標
21:30(米国)9月個人消費支出
23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。