先週金曜日(2023年11月3日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:81.641(-1.679)<-2.02%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは夜以降に下落。
米雇用統計が発表され、市場予想よりも弱い結果でした。
これを受けて、米経済の先行きについて懸念が広がるとともに、米政策金利の引き上げ見通しも後退しています。
USOIL価格は米雇用統計の結果に素直に反応し、下落しました。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ26万2,000の買い越しでした。
9月末を境にして、買い越し幅は減少しつつあります。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日のローソク足は陰線で引け、前日の上昇分を全値押ししました。
一時的に平均足の下ヒゲの水準まで上昇したものの、売り圧力が強まり、下落した形です。
平均足は陰連し、その下にローソク足が位置していることから、大局は売り優勢です。
目先は、下落を続けるか、それとも反発して平均足の水準まで到達できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足の上で高値を切り上げていたローソク足は、大陰線を連続させて大幅下落。
直近安値を更新し、下落に勢いが出そうでしたが、中期サポートラインで反発しています。
陽連していた平均足は陰連へと転換し、長い下ヒゲを出していることから、売りの勢いが強い状況です。
目先は、下に引かれた中期サポートラインを目指して下落するか、それとも上昇するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年10月27日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基増加した504基です。
原油リグ稼働数は3週連続で増加しており、2023年6月からの減少傾向に変化が出てきているようです。
WTI原油価格は米雇用統計の悪化で下落し、11月6日8時現在は81ドル台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月27日時点の原油在庫は前週比で77.3万バレルほど増加し、およそ4億2189万バレルです。
原油在庫はやや増加したものの、引き続き過去5年におけるレンジ下限を下回っている状況です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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