先週金曜日(2023年11月3日)のドル円動向振り返り
ドル円は夜に急落。
米雇用統計発表を控え、日中のドル円は狭い範囲の値動きでした。
夜になると米雇用統計が発表され、失業率・平均時給(前月比)・非農業部門雇用者数変化がいずれも市場予想を下回る結果でした。
前月比でも悪化しており、米10年債利回りが低下するとともにドル円は急落で反応しています。
急落後、米10年債利回りが回復基調で推移したこともあり、ドル円は徐々に落ち着きを取り戻しました。
本日(2023年11月6日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月6日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円ちょうど付近に特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、149円台後半よりも円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、150円台半ばに、特に厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
また、151円台後半にも、特に厚い売り注文があります。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年11月6日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係の通貨ペアはありません。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルおよび豪ドル米ドルでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年11月6日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨は米ドルです。
円はゼロを中心に動き、夜以降は徐々に弱くなる展開でした。
ドルは徐々にマイナス幅を広げたのち、夜以降にマイナス幅を大きく拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
11月6日(月)8:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
11月7日(火)12:30(オーストラリア)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
11月7日(火)22:30(米国)9月貿易収支
11月9日(木)8:50(日本)9月国際収支・貿易収支
11月9日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
11月9日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
11月9日(木)28:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
11月10日(金)16:00(英国)7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比、前期比)
11月10日(金)16:00(英国)9月月次国内総生産(GDP)(前月比)
11月10日(金)24:00(米国)11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
11月10日(金)28:00(米国)10月月次財政収支
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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