昨日(2023年11月7日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3.019(-0.053)<-1.73%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は3営業日続落。
米国では11月中旬にかけて平年より暖かい気温の見込みで、これが引き続きNATGAS価格の重石になっているとみられます。
冷え込みの弱さは天然ガスの暖房需要を減退させ、NATGAS価格の下落要因になります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年11月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月8日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
3営業日連続の陰線を形成して大幅に下落しました。
ローソク足は横ばいに推移する平均足を下抜けています。
現在は、平均足を中心として、フィボナッチの引かれた高値と安値の間を行き来するレンジ相場と考えられます。
下落を続けてレンジ下限を目指すかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
明確な下降トレンドが続き、勢いよく下落しています。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
現在は、底値圏でもみ合っていますが、以前の中期サポートラインや平均足に上値を押さえられそうな状況です。
目先は、もみ合いから再度下落していくかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で8基減少し、496基になりました。
再び500基を割り込んでおり、リグ数の減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から1基増加して118基になりました。
8月中旬以降、おおむね110台後半で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で79bcf(10億立方フィート)増加し、3,779 bcfでした。
増加幅は市場予想と一致し、貯蔵量は過去5年間の平均よりも多い状態が続いています。
貯蔵量の増加はNATGAS価格にとってマイナス要因である一方、天然ガスのリグ数は低位で安定しています。
今後の貯蔵量は5年平均を上回り続けるか、それとも下回るか、引き続き注目が集まります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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