昨日(2023年11月7日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は小動きでわずかに円安。
日中から夕刻にかけて材料が乏しく、ユーロ円は横ばいで推移しました。
夕刻にやや円高に動いたものの、ほどなくして元の水準に戻しています。
円高に動いた時間帯には、独仏10年債利回りが下落に転じており、これが影響した可能性があります。
なお、独鉱工業生産が発表され、市場予想よりも悪化、そしてユーロ圏の卸売物価指数(PPI)は市場予想とほぼ一致しています。
いずれも、市場は特段の反応を示していません。
本日(2023年11月8日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月8日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、161円台前半の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、円安を想定しているトレーダーが多い可能性があります。
また、156円台半ばから160円台前半にかけて、厚い買い注文があります。
現在値よりも円高の範囲で広く発注されており、買い意欲の強さが分かります。
その一方、161円台半ばに、やや厚い売り注文を確認できます。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、160円台前半よりも円高の範囲では、売り注文が乏しいです。
円高部分でさらに売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年11月8日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関関係だったのは、ポンド円とユーロドルです。
また、ポンドドルとも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年11月8日7時のもの)
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は夜にかけてプラス幅を徐々に広げ、それ以降は安定的に推移しました。
ユーロは午前中にゼロ付近で推移し、午後以降はプラス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年11月8日)の主な経済指標
18:30 ベイリー英中銀総裁発言
19:00 9月小売売上高
23:15 パウエルFRB議長 発言
24:00 9月卸売売上高
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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