昨日(2023年11月7日)のドル円動向振り返り
ドル円は昨日に引き続き円安。
ドルが主要通貨に対して強く、ドル円も買われる展開でした。
米10年債利回りはやや下落傾向だったものの高水準を維持しており、ドル円の円安傾向に大きな影響は見られませんでした。
しかし、日付が変わって利回りが一段と低下した場面では、やや円高に戻しています。
なお、カシュカリ・米ミネアポリス連銀総裁やボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)理事ら米国の要人が、インフレ警戒感を示しており、必要に応じて政策金利が引き上げられる可能性を示唆しています。
本日(2023年11月8日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月8日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円付近に特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、149円台後半より円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、150円台前半に特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にはサポートラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。
また、151円台半ばにも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年11月8日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だった通貨ペアはありません。
その一方、強い逆相関関係だったのは、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルおよび豪ドル米ドルです。
また、ポンド円とは弱い相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年11月8日7時のもの)
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は夜にかけてプラス幅を徐々に広げ、それ以降は安定的に推移しました。
ドルは日付が変わる頃までプラス幅を大幅に拡大し、それ以降は安定的な動きでした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年11月8日)の主な経済指標
18:30 ベイリー英中銀総裁発言
19:00 9月小売売上高
23:15 パウエルFRB議長 発言
24:00 9月卸売売上高
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。