NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :材料に欠ける中で利食いが先行し小幅な反落に(2023年11月9日)

マーケットレポート

昨日(2023年11月8日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):34101.1(-73.4)<-0.21%>
    US100(米国100株価指数):15294.2(-17.6)<-0.11%>
    US500(米国500株価指数):4379.1(-4.0)<-0.09%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

11月8日の米国株主要3指数は、どれも小幅な反落となりました。
これは材料に欠ける中で、利益確定の売りが入ったからと思われます。
原油安を背景に、エネルギー関連株で売りが先行した影響もありました。

今年の8月以降、米国の長期金利が上昇することで、株高を阻止してきました。
しかしFRBの追加利上げ観測が後退することによって、今月に入ってから長期金利は大幅に低下しています。
これがハイテク株の買い要因となりました。

さらにフェドウォッチでは、2024年5月に25bp以上の利下げが実施される予想が、約5割となっています。
本日の日本時間深夜に、パウエルFRB議長の発言が予定されています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、陰線をつけたものの高値は少し更新されました。
200日移動平均線より上の値動きとなっており、どちらかというと買い圧力が強いことを示唆しています。
平均足は2陽連となり、その上にローソク足があることからも大局は上昇トレンドであると考えられます。
平均足が陽連を伸ばしていけるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインに対し、一時的に上に抜けては押し戻されるという値動きを繰り返しています。
その間、平均足が何度か転換していることからも、目先はトレンドレスであることがうかがえます。
上下にある中期のレジスタンスライン、サポートラインのどちらをブレイクしていくかに注目が集まります。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日は実体が短い陰線が立ち、ローソク足の陽連は8でストップしました。
直近の高値付近が抵抗になって上昇を跳ね返しています。
平均足は陽線に転換し、それより上の価格帯で値動きしているため、全体の流れは買い優勢と考えられます。
また、200日移動平均線より上での値動きになっています。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスラインに頭を押さえられて、一定範囲を上下動するレンジ相場が続いています。
直近はローソク足と平均足が何回かクロスし、平均足の色も定まっていません。
再び上昇して、中期レジスタンスラインを上に抜けていけるかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

直近高値付近が抵抗になり、実体が短い陰線が立ちました。
平均足が陽線に転換し、ローソク足がそれより上にあるため、上昇トレンドの初動の可能性があります。
また、200日移動平均線が右肩上がりで、それより上で価格推移しています。
直近の高値を超えて、続伸していけるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインの下での値動きが続いており、直近は中期レジスタンスラインに頭を押さえられるもみ合いになっています。
ローソク足と平均足が何回か交差し、平均足も陽線と陰線が混じって出現しています。
これまで続いてきた上昇の流れを引き継ぎ、中期、長期のレジスタンスラインを超えられるかがポイントになりそうです。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2023年11月9日)の主な米国経済指標

11月9日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
11月9日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
11月9日(木)28:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :材料に欠ける中で利食いが先行し小幅な反落に(2023年11月9日)