昨日(2023年11月14日)のWTI原油動向振り返り
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※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは上昇トレンドを維持できず反落。
米消費者物価指数(CPI)が発表され、インフレ鎮静化が示されました。
これを受けて米政策金利の先高感が後退し、米ドルが急落しています。
米ドルが下落するとUSOIL価格は上昇しやすいとされており、昨日はこれが主な要因となって上昇したと考えられます。
その後、米エネルギー情報局(EIA)が原油の需給見通しを公開し、需給はやや緩和するとしました。
これに対して市場はUSOILの売りで反応し、最終的に前日比マイナスで取引を終えています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年11月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は3営業日ぶりに陰線をつけました。
平均足の下ヒゲの水準まで上昇したものの、売り圧力が強まり、反落した形です。
平均足は陰連し、下ヒゲを伸ばしていることから、大局は売り優勢です。
目先は、再び平均足を目指して上昇するか、それとも直近安値を目指して下落するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は大陽線をつけて一時的に平均足を上抜きましたが、売り圧力が強まり反落。
再び平均足の下に位置し、中期レジスタンスラインと中期サポートラインの間で推移している状況です。
平均足は陽線と陰線が入り乱れており、明確な方向性が出ていないことを示しています。
目先は、ここから上と下のどちらに放れるかで、上に位置する中期レジスタンスラインを目指すか、下に位置する中期サポートラインを目指すかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年11月10日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基減少した494基で、400基台まで減少しています。
11月15日8時現在のWTI原油価格は引き続き78ドル台で推移しており、節目の80ドルに到達できるかに注目です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年10月27日時点の原油在庫は前週比で77.3万バレルほど増加し、およそ4億2189万バレルです。
過去5年におけるレンジ下限を下回っている状況で、原油在庫の減少は一般的に原油価格のプラス要因とされています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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