昨日（2023年11月16日）の天然ガス動向振り返り
- 終値：2.858（-0.076）＜-2.59％＞
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは一昨日の上昇を維持できず反落。
米エネルギー情報局（EIA）が週間在庫統計を発表し、前週比で60bcf（10億立方フィート）の増加でした。
市場予想より大きな増加幅であり、市場はNATGASの売りで反応しました。
【天然ガス(NATGAS)】本日（2023年11月17日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年11月17日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
一時は3ドルの節目を回復しましたが、その後に大陰線を作ると大幅に下落。
直近安値を下回りましたが、最終的にはレンジ下限の水準まで戻して引けています。
平均足は依然として上下にヒゲを伸ばしており、相場の気迷いを示しています。
目先は、現在値付近で下値を支えられるか、一段下での推移に移行するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
平均足の上側を推移し、直近高値へ向かおうとしたところから反落。
長い陰線を連続で作りながら平均足を下抜け、節目となるサポートラインも次々にブレイクしました。
現在値は、下げすぎの水準からやや戻して停滞している状況で、この水準から上下どちらに動いていくかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基減少し、494基になりました。
リグ数は減少トレンドが継続しており、494基は今年に入って最も少ない稼働数です。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から変わらず118基でした。
8月中旬以降、おおむね110台後半で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で60bcf（10億立方フィート）増加し、3,833 bcfでした。
増加幅は市場予想よりも多く、貯蔵量は過去5年間の平均よりも多い状態が続いています。
貯蔵量の増加はNATGAS価格にとってマイナス要因である一方、天然ガスのリグ数は低位で安定しています。
今後も貯蔵量が5年平均を上回り続けるかどうかに注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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