昨日（2023年11月28日）の米国主要3指数振り返り

• 終値：
  US30（米国ウォールストリート株価指数30）：35400.0（+67.5）＜+0.19%＞
  US100（米国100株価指数）：16012.6（+52.2）＜+0.33%＞
  US500（米国500株価指数）：4556.9（+5.6）＜+0.12%＞

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

11月28日の米国株主要3指数は、揃って高値圏で小幅な上昇となりました。

FRBのウォラー理事が、インフレの低下を確信できれば政策金利を下げ始められると述べたことで、利下げが始まる期待感が広がって全体的に買い優勢となりました。
しかし、同じくFRBのボウマン理事は、インフレを抑制するために追加利上げが必要と引き続き予想していると述べたため、この日の株高は限定的でした。

フェドウォッチによれば、12月FOMCで金利が据え置きになる確率は98.9％と、ほぼ市場に織り込まれています。

US500の参照先であるS＆P500の主要な11セクターでは、8セクターが上昇しました。
一般消費財が最大の上昇率、ヘルスケアが最大の下落率でした。

個別で見ていくと、ボーイング / The Boeing Companyは1.4％上昇しています。
テスラ / Tesla, Inc.は新型車の発売を控えることで4.5％上昇。

サイバーマンデーの好調があり、アファーム・ホールディングス / Affirm Holdings, Inc.は前日に引き続いて11.5％の大きな上昇となりました。
マイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.は、第1四半期の営業費用が、従来の予想を上回る見通しから1.8％下降しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2023年11月29日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2023年11月29日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は上ヒゲが長い陽線が立ち、高値を更新しました。
平均足は陽線が連続出現中で、実体が長く、上ヒゲが伸びています。
また200日移動平均線が右肩上がりで、それよりも上で価格推移しているため、全体的には買い圧力が強いことを示唆しています。
この画像の左上、今年夏の高値を試していくかに注目が集まります。

＜1時間足チャート分析＞

中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた値動きをしていたところ、上に放れました。
長い陽線が連続して、中期のレジスタンスラインをブレイクしましたが、すぐに反落しています。
現在はレジスタンスライン付近での値動きとなっています。
続伸して高値を試していけるかがポイントになりそうです。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日（2023年11月29日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2023年11月29日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

陽線と陰線がどちらも出るもみ合いが、高値圏で続いています。
前日の日足は下ヒゲが長い陽線で引けました。
平均足は上昇圧が強い形状で陽連中です。
また、右肩上がりの200日移動平均線の上で価格推移しています。
現在のもみ合いからどちらに放れるかに注目が集まります。

＜1時間足チャート分析＞

ローソク足が平均足を追い抜き、遅れて平均足の色が転換するレンジ相場が続いています。
直近ではローソク足が平均足を上に抜けて、平均足も陽転しています。
上下に中期のレジスタンスライン、サポートラインがあって、その内側での値動きが続いています。
どちらの中期ラインを抜けていくかがポイントになりそうです。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日（2023年11月29日）のチャートテクニカル分析

（チャートは2023年11月29日7時のもの）

左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

＜日足チャート分析＞

前日の日足は、実体が短くヒゲが上下に長いコマ足となりました。
高値圏で方向感がない値動きが続いています。
平均足は陽連中で、なおかつ実体が長く下ヒゲがない強気の形状です。
また200日移動平均線が右肩上がりで、それより上にローソク足が並んでいます。
大局は上昇圧力が強いことがうかがえるため、現在のもみ合いを脱して続伸するかに注目です。

＜1時間足チャート分析＞

平均足が陰線だった状態から、長い陽線が連続出現して平均足を上抜けしました。
この上昇で中期のレジスタンスラインをブレイクしたもののすぐ反転しています。
現在はローソク足と平均足が何度かクロスし、平均足の色も定まっていません。
上下にある中期のラインのどちらを破っていくかがポイントになりそうです。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日（2023年11月29日）の主な米国経済指標

11月29日（水）22:30（米国）7-9月期四半期コアＰＣＥ・改定値（前期比年率）
11月29日（水）22:30（米国）7-9月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比年率）
11月29日（水）22:30（米国）7-9月期四半期ＧＤＰ個人消費・改定値（前期比年率）
11月29日（水）28:00（米国）米地区連銀経済報告（ベージュブック）

本日発表予定の経済指標はこちら

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