先週金曜日(2023年12月1日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.57(-0.022)<-0.85%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは反落。
12月の米国の気温は穏やかだと予報されており、天然ガスの暖房需要が伸びないと予想されています。
また、天然ガスの生産が高水準で推移しているとも伝えられており、在庫が増加しています。
これらを受けて、NATGASは価格が下落しました。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ10万8,000の売り越しでした。
売り越し幅は今年10月を境に増加に転じています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年12月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
3営業日ぶりに陰線を形成しましたが、上下にヒゲを伸ばす展開が続き停滞。
下位時間軸ではレンジ相場になっています。
大局を見ると、平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
目先は、停滞している状況から上下どちらに動き出すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が絡み合う展開が続いています。
現在は、ローソク足の水準を中心として、中期レジスタンスラインと中期サポートラインの間を行き来するレンジ相場と考えられます。
ここから方向性が出るには、上下どちらのラインをブレイクしていくかがポイントになりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基増加し、505基です。
9月後半以降のリグ数は500基前後で推移しており、増加または減少のトレンドは見られません。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から1基減少して116基でした。
今年8月中旬以降、おおむね110台を維持しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で10bcf(10億立方フィート)増加し、3,836 bcfでした。
平年の冬は在庫が減少し始める時期ですが、今年はまだ減少トレンドに転換していません。
これがNATGAS価格に反映されている模様です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。