昨日(2023年12月6日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高が進む。
日中は値動きが乏しく、横ばいの推移でした。
夕刻に独製造業新規受注が発表され、市場予想よりも大幅に弱い数字が示されると、ユーロ円は円高で反応しました。
その後、売りが一巡すると、買いが勢いを取り戻して元の水準に戻しています。
深夜から未明にかけては、ユーロドルが下落したのを受けてユーロ円もやや円高でした。
なお、氷見野日銀副総裁が金融政策について発言しましたが、ユーロ円に特段の反応はありませんでした。
本日(2023年12月7日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月7日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、158円付近から158円台前半にかけて、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、158円台半ばから円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、159円付近から円安の範囲で、厚い売り注文を確認できます。
広範囲にわたって発注されており、売り意欲の強さがわかります。
その中でも、161円台半ばに、特に厚い売り注文が発注されています。
この周辺にはレジスタンスラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年12月7日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円とユーロドルです。
また、相関関係だったのは、豪ドル円、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年12月7日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はユーロです。
円は午前中にマイナス幅を広げると、上下動しながら徐々にマイナス幅を縮める展開でした。
ユーロは午前中にマイナス幅を広げ、その後は安定的に推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年12月7日)の主な経済指標
16:00(独)10月鉱工業生産
19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産
22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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