昨日(2023年12月11日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.329(-0.081)<-3.36%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は大幅下落。
米国の天気予報が更新され、年末から年始にかけて平年より暖かい見込みです。
高い気温は、暖房用電力需要の後退を意味します。
NATGASは発電用燃料として使われており、市場はNATGASの売りで反応しました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年12月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日のローソク足は下ヒゲの長い陰線で、直近安値を大きく下回りました。
平均足は陰連しており、ローソク足がその下を推移中で、売り優勢の状態が続いています。
現在値は今年6月以来の支持帯を大きく下抜けており、目先は下落が継続するかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は下落継続の後、取引終了にかけ反発しています。
平均足は陰連していましたが、反発によりローソク足が平均足を上抜けして陽転しました。
2.1ドル台までの下落の後に反発が続いた結果、下落が加速した基点の2.3ドル台前半を回復しています。
反発は続いているものの直近安値は更新されており、上昇一服後に下落を再開するか注目されます。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基減少し、503基です。
9月後半以降のリグ数は500基前後で、大きな増減は見られません。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から3基増加して119基でした。
今年9月後半以降、おおむね110台後半で安定的に推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で117bcf(10億立方フィート)減少し、3,719 bcfでした。
市場予想より大きな下落幅を記録したものの、5年間の移動平均と比較すると在庫水準は高いままです。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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