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NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :CPIの結果を受けて金利据え置き確実視、年初来高値更新(2023年12月13日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月12日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):36607.0(+204.5)<+0.56%>
    US100(米国100株価指数):16397.8(+159.6)<+0.98%>
    US500(米国500株価指数):4652.6(+29.1)<+0.63%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月12日の米国株主要3指数は、揃って今年の高値を更新する上昇を見せました。

この日に発表された消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.1%上昇と、市場の予想通りの結果でした。
本日はFOMCがありますが、FRBによる金利据え置きが確実視されることになり、安心感から株高につながりました。

フェドウォッチによれば、FRBによる利下げタイミングは、少し前まで来年3月という予想が多数派でしたが、現在は5月予想が多くなっています。
3月の利下げ確率は約50%から43.7%に後退し、5月の確率は75%から約78%に上昇しました。

また、30年債の入札が好調で、長期金利は低下しています。

US500が参照するS&P500の主要な11セクターでは、原油価格が4%近く値下がりしたことを受け、エネルギーが約1%下降。
一方で情報技術は過去最高値になりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月13日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は実体が長い陽線となり4連騰を達成しました。
直近の高値を大きく更新しています。
平均足は陽連中で実体が長く、上にのみヒゲが伸びる形状で、安定した上昇トレンドが続いていることを示しています。
ローソク足>平均足の位置関係を、さらに継続していけるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインをブレイク後も、陽連中の平均足を伴う上昇トレンドが続いています。
ローソク足が一時的に平均足を下抜けするものの、すぐに反転しています。
今後、長期のレジスタンスライン付近まで一度戻って、押し目をつけてから上昇が再開するシナリオも想定されます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月13日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

一時的に平均足を割り込んだものの反発、高値圏でさらに高値を更新する陽線が立ち、日足はこれで4連騰となりました。
200日移動平均線も右肩上がりでローソク足より下にあり、大局は上昇トレンドと考えられます。
もう一度平均足付近まで戻り、一時的な押し目をつけるケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインをブレイクしてからも、上昇の勢いは衰えていません。
平均足を一時的に割り込みましたが、長期レジスタンスライン手前でヒゲを伸ばして反転し、元の位置関係に戻っています。
ローソク足と平均足に乖離があるため、一時的に押し目をつけるパターンも考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月13日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

日足は、4連騰で高値を更新しています。
ローソク足が平均足の上にあり、平均足も陽連中です。
また200日移動平均線が右肩上がりで、その上での価格推移となっているため、全体の流れは上昇トレンドと考えられます。
連騰をさらに伸ばしていけるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期と中期のレジスタンスラインをブレイク後も、上昇の流れが継続しています。
上下にヒゲを伸ばす値動きがありましたが、中期のレジスタンスラインで反発。
一時的に平均足は陰転するものの、すぐに陽転しています。
短期のレジスタンスラインを、押し目の基準にする戦略も考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月13日)の主な米国経済指標

12月13日(水)22:30(米国)11月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
12月13日(水)22:30(米国)11月卸売物価指数(PPI)(前年同月比、前月比)
12月13日(水)28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
12月13日(水)28:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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