先週金曜日(2023年12月15日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高が進行。
夕刻に独仏PMI(製造業・サービス部門購買担当者景気指数)が発表され、いずれも市場予想より弱い結果でした。
これを受けて、ユーロ円はユーロ売りで反応しています。
その後ユーロ圏PMIも発表され、市場予想より弱い結果だったものの、ユーロ円の反応はわずかでした。
深夜にはユーロがドルに対して弱く動き、この影響でさらに円高が進みました。
なお、ナーゲル独連銀総裁が発言し、利下げの検討は時期尚早だという旨が伝わっています。
本日(2023年12月18日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月18日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、154円から154円台前半にかけて、厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これに着目した注文だと考えられます。
しかし、154円台後半から円安の範囲では、買い注文がやや乏しいです。
円安部分でさらに買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、157円台前半に、厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、159円付近にも、特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にはレジスタンスラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年12月18日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円、ユーロドルそしてポンドドルです。
弱い相関関係だったのは、ドル円と豪ドル円です。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年12月18日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はユーロです。
円は午前中にマイナス圏で推移し、深夜にかけてプラス幅をやや広げたのち、未明はゼロ付近で取引されました。
ユーロは夕刻までややマイナスで取引され、それ以降はマイナス幅を大幅に拡大する展開でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
12月18日(月)- (日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
12月18日(月)18:00(ドイツ)12月IFO企業景況感指数
12月19日(火)- (日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
12月19日(火)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
12月19日(火)19:00(ユーロ)11月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
12月19日(火)19:00(ユーロ)11月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
12月20日(水)8:50 (日本)11月貿易統計(通関ベース、季調前)
12月20日(水)8:50 (日本)11月貿易統計(通関ベース、季調済)
12月21日(木)22:30(米国)7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
12月22日(金)8:30 (日本)11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
12月22日(金)8:30 (日本)11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
12月22日(金)8:30 (日本)11月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
12月22日(金)8:50 (日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
12月22日(金)16:00(英国)7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比、前期比)
12月22日(金)22:30(カナダ)10月月次国内総生産(GDP)(前年同月比、前月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
12月22日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
12月22日(金)24:00(米国)11月新築住宅販売件数(前月比、年率換算件数)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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