先週金曜日(2023年12月15日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:71.955(+0.154)<+0.21%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは横ばいでわずかに上昇。
ドル指数が上昇し、ユーロ圏PMI(製造業・サービス部門購買担当者景気指数)は市場予想より弱く、そして米国要人からは政策金利についてタカ派的な発言が伝わっています。
これらは、一般的にUSOIL価格にとってマイナス要因とされています。
しかし、USOILはおおむねレンジで推移し、最終的にわずかに上昇で取引を終えました。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ15万2000の買い越しでした。
買い越し幅は今年9月末を頂点として減少傾向にあります。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年12月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日のローソク足は下ヒゲを伸ばした陽線をつけ、3営業日連続で上昇しています。
買い圧力が継続しており、72ドルを目指している状況です。
ただし、平均足は下ヒゲを伸ばした陰線が連続しており、大局は売り優勢のようです。
目先は、上昇を続けられるか、下落トレンドに回帰するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
高値と安値を切り上げていたローソク足は上昇の流れが一服。
平均足と絡み合いながら推移しており、方向感の出ていない状況です。
平均足は実体が短く、上下にヒゲを伸ばしており、明確な方向性は現れていないことを示しています。
目先は、上と下のどちらに放れるかで、上昇して中期レジスタンスラインを試すか、反落して平均足を下抜くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年12月8日時点の米国の原油リグ稼働数は503基で、前週から2基減少しました。
12月18日8時現在のWTI原油価格は上昇を続けて71.9ドル台で推移しており、72ドルに到達しそうな勢いです。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年12月8日時点の原油在庫は前週比で425.8万バレルほど減少し、およそ4億4077万バレルです。
直近の原油在庫は減少傾向にあるようで、一般的に原油在庫の減少は原油価格にプラス材料です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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