先週金曜日(2023年12月15日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):37332.5(+71.5)<+0.19%>
US100(米国100株価指数):16624.8(+72.6)<+0.44%>
US500(米国500株価指数):4723.4(+0.3)<+0.01%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
12月15日の米国株主要3指数は続伸し、その中でもUS100の伸び率が大きかったです。
またUS30が参照するダウ平均は、史上最高値を更新しました。
この日、NY連銀のウィリアムズ総裁は、FRBによる早期利下げに消極的な姿勢を表明することで、来年3月の利下げ観測が後退し、午前中は売りが先行しました。
また、FOMCの結果や、パウエルFRB議長の記者会見により既に利下げ楽観論が広がっており、利益確定売りが出やすい状況で、一日を通じて上値は重い展開でした。
とはいえ、FOMC通過後の市場では、米国の景気に対する強気な見方が根強く、取引終了間際にハイテク株などに買いが入り、最終的にはプラスで取引を終えました。
個別で見ていくと、コストコ・ホールセール / Costco Wholesale Corporationは、第1四半期の業績が市場の予想を上回り、4.4%上昇しました。
またボーイング / The Boeing Companyが3.1%上昇、インテル / Intel Corporationが2.2%上昇、セールスフォース / Salesforce, Inc.が1.7%上昇、マイクロソフト / Microsoft Corporationが1.3%上昇、アメリカン・エキスプレス / American Express Companyが0.9%上昇、シスコ・システムズ / Cisco Systems, Inc.が0.9%上昇しました。
逆に、ベライゾン・コミュニケーションズ / Verizon Communications Inc.が1.3%下降、ジョンソン・エンド・ジョンソン / Johnson & Johnsonが1.1%下降、マクドナルド / McDonald’s Corporationが1.0%下降しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
平均足に対して先行する上昇が続いており、先週金曜日の日足も陽線で引けました。
直近で7連騰となり、高値をさらに更新しています。
平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲがない強い形で、200日移動平均線も右肩上がりです。
ローソク足と平均足の乖離を埋めるために、ここから押し目をつけるケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
陽連中の平均足より上での推移が続いていたところ、中期のレジスタンスラインを上に抜けて高値を更新した位置に、新たな中期のレジスタンスラインが形成されています。
そこから価格は平均足を割り込み、平均足も陰転したところで先週の取引を終えています。
中期のレジスタンスラインを突破して、続伸するかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
高値圏での推移が続いています。
5連騰後に一度陰線を挟んだのち、金曜日の日足は再び陽線となりました。
平均足も陽連中で、一時は短くなっていた実体も再び長くなってきています。
200日移動平均線は右肩上がりで価格よりも下にあるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインに頭を押さえられるような状況が続いています。
ローソク足が平均足を下に抜けることで、平均足も陰転しました。
再びローソク足が上に出ることで平均足も陽線に戻っています。
ローソク足と平均足が絡み合うような動きになっており、中期のレジスタンスラインをもう一度試していけるかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日は、高値圏でコマ足になりました。
平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲが見えない形状で、ローソク足との位置関係からも大きな流れは上昇と考えられます。
また、200日移動平均線も右肩上がりで、なおかつローソク足がそれより上を推移しています。
ローソク足と平均足の乖離が大きくなっているため、フィボナッチの23.6%、38.2%水準が、押し目の目安になるケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
高値圏でレンジ相場を形成し、中期のレジスタンスライン、中期のサポートラインに挟まれた価格帯での値動きになっています。
ローソク足と平均足が複数回クロスしているため、平均足の色は定まっていません。
上下どちらのラインを突破していくかに、注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年12月18日)の主な米国経済指標
12月18日(月)24:00(米国)12月NAHB住宅市場指数
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年12月18日8時00分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)はやや減少、売り(Short)はやや増加し、差し引きすると合計(Net)の売りは前週より増加しました。
Open Interest(総取組高)も、前週より増加しています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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