昨日(2023年12月21日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:73.793(+0.140)<+0.19%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILはわずかに上昇。
アンゴラがOPECを脱退すると報じられており、OPECの結束力に陰りが見えています。
市場はこれをUSOIL価格の下落要因とみなしている模様です。
また、今週発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計では、市場予想に反して在庫が増加しており、昨日も引き続きUSOIL価格に影響したと報じられています。
その一方、紅海では石油タンカーの航行が引き続き妨げられており、供給懸念が続いています。
強弱材料が入り交じり、昨日のUSOILはわずかな上昇で1日の取引を終えました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年12月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲを伸ばした陽線を形成しました。
売り方と買い方が拮抗していたものの、最終的に買い方が勝利した形です。
平均足は陰連しており、売り優勢が継続しているようです。
目先は、このまま節目の75ドルを試すかに注目です。
<1時間足チャート分析>
一時的に平均足を下抜いたローソク足は反発。
買い圧力が強まり、現在は平均足の実体を上抜いている状況です。
平均足は陰連しているものの、長いヒゲを上下に出しており、下落の勢いが強いとはいえません。
目先は、上に位置する中期レジスタンスラインまで上昇するか、反落して平均足を下抜くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年12月15日時点の米国の原油リグ稼働数は501基で、前週から2基減少しました。
直近の原油リグ数は減少が続いており、再び400基台に突入する可能性があります。
WTI原油価格は上昇し、12月22日8時現在は73ドル台後半で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年12月8日時点の原油在庫は前週比で425.8万バレルほど減少し、およそ4億4077万バレルです。
原油在庫の減少は一般的にWTI原油価格のプラス材料とされています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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